地元の杉 製材へ
バイオ乾燥機の導入当初は神町カナリエタウンのモデルハウスの垂木(45mm×200mmという特殊寸法)を乾燥させるところから始まり、その後も少しずつ地元材を使う機会を作ってきましたが、正直なところ、乾燥機はあまり稼働していない日々が続いていました。
そんな中、今回動きがありました。
ひとつめ。神社の縁板の乾燥、始めました。
地域の神社の境内にある縁板の材料を、このたびバイオ乾燥機で乾燥させることになりました。
バイオ乾燥は低温で細胞膜を壊さずに乾燥させるため、木本来の粘りと強さ、そして艶が保たれます。東大寺や厳島神社、歌舞伎座といった日本を代表する建造物にも採用されているのがこの乾燥技術です。

二つ目。昨年伐採した地元の杉、60本を製材へ。
昨年、地元で伐採した杉の丸太が約60本。これを弊社の工場に集材し、今週製材所へ運搬します。
今回の杉は、約60年、尾花沢の土と水と雪の中で育ってきた木です。正直良い丸太と言えませんが適材適所で考え利用したい。製材を終えたら、弊社のバイオ乾燥機で乾燥させ、家づくりの材料として使っていく予定です。
なぜ地元の木にこだわるのか。
私が中学生の頃、親父に連れられて山に入り、雪で倒れた杉の木を縄で起こす作業を手伝いました。大汗をかいて食った握り飯の塩辛さを、今でもはっきり覚えています。
あれから60年近くが経ちました。その間に、安価な外材が市場を席巻し、尾花沢市内に24社あった製材所は今や3社だけになりました。地元の木は、育ち続けているのに、使われなくなってしまった。先祖が孫 子の為と植えた木が使われない、なんと理不尽な事象かと思っています。
バイオ乾燥機を導入したのは、そんな思いからです。地元で育った木を、地元で乾燥させて、地元の家に使う。「地材地建」という言葉に込めた思いを、少しずつ形にしていきたいと思っています。























